サクラソウの仲間 絶滅危惧種「カッコソウ」特別公開

今月の土日限定・みどり

みどり市の岩穴管理地に咲くカッコソウ

春に咲く赤紫色の花「カッコソウ」の特別公開が、みどり市小平地区の自生地「岩穴管理地」で行われる。今年は開花が早まったことから、急きょ予定より1週繰り上げ、明日15日から30日までの土日限定で実施(15、16、22、23、29、30の計6日間)。当日は同会会員らが同行し、現地で解説する。

カッコソウは日本固有種で、桐生市からみどり市周辺の山地にのみ自生するサクラソウ科の多年草。かつては同地域で広く生育していたが、盗掘や森林伐採など環境の変化により激減。2012年には、絶滅危惧種のなかでも絶滅の可能性が最も高いとして「国内希少野生動植物種」に指定された。ボランティア団体「小平サクラソウの会」などが自生地の保全や、カッコソウを繁殖、復活させる活動を行うほか、毎年、開花時期に合わせて特別公開している。

午前10時~正午と、午後1~3時。事前申込不要、参加費は無料だが、環境保全協力金を募る(任意)。管理地手前に駐車場あり。足場が悪いため、歩きやすい服装や靴で。問い合わせは小平の里( 0277-73-2006 )へ。

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