群馬交響楽団が音楽のプレゼント

県立小児医療センター

指揮体験をして喜ぶ子どもや保護者

入院中の子どもたちや医療関係者に音楽をプレゼントして、心温まる時間を過ごしてほしいと、群馬交響楽団の常任指揮者・飯森範親マエストロと有志の団員が、先月、渋川の県立小児医療センターでコンサートを行った。
 
ヴァイオリンやコントラバス、フルート、ファゴット、ホルンの奏者が登場すると、子どもや保護者から拍手が湧き「名探偵コナンのテーマ」や「勇気100%」などおなじみのアニメソングが病院ロビーに響いた。
 
後半は、いよいよ指揮者体験コーナー。飯森マエストロがアップテンポの曲、ブラームス「ハンガリー舞曲」を手本として指揮をした後、子ども2人が実際に指揮棒を持って指揮体験した。子どもの指揮に合わせて、音楽のテンポが変わったり、強弱がついたり。曲が終わると、子どもはやり切った満足感に満面の笑顔をみせていた。浜島昭人院長は「生演奏にふれることが少ないので、子どもにも保護者にもありがたい」と感謝の言葉を述べた。

●群響情報
第595回定期演奏会(高崎芸術劇場) 
2月24日午後4時開演 指揮・大井剛史 ピアノ/金子三勇士 、 小林海都 /打楽器/三橋敦、山本貢大
曲目/バルトーク 2台のピアノと打楽器のための協奏曲 など

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