BTSジミンのパパが経営する韓国・釜山カフェの雑貨ブランド「ジミレニアル」

日本1号店  高崎にオープン

「ジミレニアル」の日本1号店
BTSの聖地が高崎に誕生した。 昨年12月16日、韓国の世界的スーパースターグループ、BTSのジミンさんの父親が釜山で経営するカフェ「MAGNATE(マグネイト)」内で販売している雑貨ブランド「ZM-illennial(ジミレニアル)」の日本1号店が、高崎駅西口から徒歩5分ほどのところにオープンした。(星野志保)

ジミンの誕生日10月13日と同じ10時13分にオープンした店の前には開店前から約300人が並んだ。釜山のカフェでしか買えない14金のネックレス(4万2900円)が限定50個で販売されるとあり、徹夜で店の前に並ぶファンもいたほど。

日本のジミレニアルを手掛けたのは、前橋で韓国雑貨店を経営するモンリュクス代表取締役の武勇さんだ。ジミンパパの親友が武さんの知り合いだった縁で、オープンにこぎつけた。

釜山のカフェ「マグネイト」は、すでにBTSの聖地になっており、世界中からたくさんのファンが訪れる場所。約99%が海外からの観光客で、そのうち約2割が日本人。日本のBTSのファンクラブ会員は約100万人と言われており「日本のでも、いつかジミレニアルの雑貨を販売したい」と考えていた。

当初、ジミンパパは、海外で販売したいと世界中から同じような話が来ていたが、信頼関係が築けていない相手と一緒に商売はできないとすべて断り、慎重だった。

今回オープンできたのは、2022年の秋頃から共通の友人から話があったことが大きい。ジミンパパも「彼が取引の間に入ってくれるのなら」と快諾してくれ、昨年夏に、アパレルと雑貨の日本独占販売契約を結んだ。

武さんが高崎に雑貨店をオープンした理由は、「釜山のように静かな場所に店を作りたかった」から。ジミンパパから「カフェもやらないか」と言ってもらったが、テナントビルの1階しか確保できなかったことや、「カフェは東京でやったほうがいい」と経営判断し、今回は雑貨店だけになった。

同店では、韓国で販売している商品だけでなく、新たな商品を製作。Tシャツ、フーディー、ソックスなどのアパレル商品から、マグカップ、トートバッグ、ボールペン、ドリップコーヒーなど雑貨も豊富。約1カ月分を確保した在庫は、オープンから約3日で売り切れる商品も出たほど店は賑わっている。

オープンに当たり韓国から、Tシャツやパーカー、マグカップ、トートバックなどの商品を、約1か月間販売できる分の商品を発注したものの、ジミンのパパが「この商品も送ってあげたい」との好意から、発注した商品以外の物も届き、ギリギリまで伝票の確認に時間がかかり、当初10時のオープン予定が10時13分にずれ込んだ。

 

開店当日は多くのBTSファンが訪れた

■ジミレニアル
高崎市通町93-6 大黒屋ビル1F

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