伊勢崎の四ツ葉中等と小学生ら140人が手掛けた「世界一大きな絵」完成披露式

伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校(以下、四ツ葉)の生徒や市内の児童らが手掛けた「世界一大きな絵」の完成披露式が昨年12月25日、メガネのイタガキ文化ホール伊勢崎で開かれた=写真。世界中の子どもたちに5㍍四方の布を提供し、描いてもらった絵を一つに縫い合わせて今夏、五輪開催地のフランス・パリで展示するという「世界一大きな絵2024プロジェクト」の一環。国や宗教、人種を越えて平和を愛する気持ちを育んでもらおうと96年に始まり、これまでに百以上の国や国内自治体が参加している。本県では同市が初参加。

昨年11月に、四ツ葉の生徒会と美術部が小学校に参加を呼び掛け、集まった140人は6班に分かれて観覧車や焼きまんじゅうなど伊勢崎にゆかりのものを色彩豊かに描いた。下絵は四ツ葉生、彩色は小学生が担当。披露式では四ツ葉生徒会長・板井力毅さんと美術部長・栗原くるみさんが「世界とのつながりを作りたいという気持ちを込めた」とあいさつ。臂泰雄市長は「力を合わせ完成させたことが人生で大きな意味を持つだろう」とエールを送った。主宰するNPOアースアイデンティティプロジェクツ(東京)の河原裕子会長は「素晴らしい作品に胸いっぱい」と涙ぐみ謝辞を述べた。

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