元総局長や元編集長、総局長、社長からさよならメッセージ

今までお世話になった総局長や編集長などに、朝日ぐんまの思い出や印象に残っているエピソードなどを寄せて頂きました。

「ら」札の群馬と結ぶ縁
朝日新聞社 パブリックエディター
岡本峰子 (57
総局長在任期間
2016年5月~2019年5月

計107回書いた「総局長日記」が最も深い思い出です。ネタ探しと称して出かけることで群馬をより深く知ることができました。読者さんに「読みました!」と声をかけられ、嬉しかったです。高校野球100回大会、美術展、蕎麦店、上野三碑……。テーマは幅広かったけれど、初回と最終回は上毛かるたでした。その「ら」札(雷と空風 義理人情)がやはり私にとっての群馬。縁をつないでくださった「朝日ぐんま」に深謝です。

 

 

40分の1
朝日新聞大阪本社 編集局長補佐兼ゼネラルマネジャー補佐
熊谷 潤 (55)
総局長在任期間
2019年5月~2020年9月

40年以上の朝日ぐんまの歴史の中で、「総局長日記」など、1年ちょっとお世話になりました。人や街と触れあっていればすらすら書けるけど、漫然とすごせばネタに困る。そして締め切りにおびえる。日々の自分を正すためにも、わかりやすい目安であってくれました。書かせていただきありがとうございました。休刊してしまうのはとっても寂しいけれど、きっとまたどこかでお会いできると信じています。本当におつかれさまでした!

義理人情の交差点
朝日新聞東京本社 編集設備担当次長
本田直人 (53)
総局長在任期間
2020年10月~2021年11月

短かった私の在任中はコロナ禍ど真ん中。マスクなしには誰ともお会いすることさえできない中、「総局長日記」に寄せられる大反響が勇気の源でした。いただいた数々のお手紙は生涯の宝物です。

思いをつなぎ、笑顔の輪を広げるハートフルでカラフルな紙面は、上州の義理人情と情報の交差点。編集スタッフや群馬県朝日会をはじめ、お支えいただいた多くの関係者の方々、応援いただいた読者のみなさま、ありがとうございました。

さよならの向こう側
朝日新聞東京本社 首都圏ニュースセンター長
宮嶋加菜子 (47)
総局長在任期間
2021年12月~2023年9月

初めて暮らす群馬で、「総局長日記」を通じて多くの読者の方とつながることができ、手紙やはがきでたくさんのエールをもらい、日々の原動力になっていた。今も宝物だ。

当時の日記を読み返すと、群馬での充実した日々が鮮明によみがえる。尾瀬、ハト、高校野球に吹奏楽、利根川、桜吹雪、梅干し、らっきょう、筍料理……。思い出と感謝は尽きないけれど。

さよならのかわりに 朝日ぐんま、ありがとうございました!

総局長日記 志を継ぎ、続けます
朝日新聞前橋総局 総局長
八木正則 (52)
総局長在任期間
2023年10月~現在

「朝日フォトコン」の表彰式で、事業終了を告げる朝日ぐんまの池田武室長の挨拶が忘れられません。涙ながらに歩みを振り返る姿は情熱の表れだと思いました。私は群馬出身ながら33年間、県外で暮らしました。戻ってきて故郷の文化芸術活動の裾野の広さや厚さを実感しました。朝日ぐんまはそれに大きく貢献してきました。担当した総局長日記は半年間だけでした。志を継ぐべく、朝日新聞群馬版でコラムをリニューアルして続けます。

読者の皆様に感謝
朝日ぐんま元編集長
南保克巳 (70)
朝日ぐんま編集長在任期間
1993年6月~2011年9月

朝日ぐんまに入社したのは1993年6月。39歳でした。以前は編集経験だけでしたが、広告営業に配属され、企画力を試されるなど新たな学びの日々。時おり取材や紙面製作にも関わり、業務が格段に広がりました。

編集長としては、営業を一部担当し、記者の原稿チェックや紙面製作、印刷社との連絡、上司との交渉などの連続。〝編集長とは雑用係〟と知りました。充実した18年間でした。育てていただいた読者の皆様に感謝です。

40年間のご愛読ありがとうございました
群馬県朝日会会長
朝日ぐんま社長
井口文英 (54)
会長在任期間
2022年4月~現在まで

創刊号では「身近なニュースを重点に伝える、楽しく明るい新聞を届けたい」との思いで始めた朝日ぐんまは、いかがでしたでしょうか。これまで、40年間たくさんの方にご支援いただき、誠にありがとうございました。紙代や印刷代の高騰などを受け、やむを得ず休刊になったこと、読者のみなさまには申し訳なく思います。また、新たなステージに進むスタッフにどこかでお会いすることがあれば、応援してください。なおホームページは当面閲覧できます。情報検索にお役立てください。今後とも朝日新聞のご購読をよろしくお願いいたします。

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