町内の小中学校の制服・体操着などリユース クリーニング店やパン店も協力

[ くのいちの会 東吾妻 ]

東吾妻町内の小中学校の制服や体操着、ヘルメットなどの中古品を回収し、リユース(再使用)してもらう取り組みを、地元のボランティア団体「くのいちの会」(長谷川香奈子会長)が行っている。三つ子を育てる長谷川さんが4年前の秋、我が子らの中学入学を機に立ち上げた。学校の指定用品を一度に何組も準備することが困難な人や、お下がりを譲り合う機会のない保護者の一助になればとの思いからだった。

地元のクリーニング店やパン店が同会の思いに賛同。リユース品として持ち込まれた制服などは無償で洗浄を行った上で必要とする町民に譲る。今夏からは、24時間無料パン店「ぽこ・あ・ぽこ」(同町原町・工藤卓宏代表)が窓口となり、リユース品の受付、展示=写真、譲渡なども請け負っている。リユース品1点持ち込みにつき、欲しいものを1点持ち帰れる。寄付するものがない人は設置されている募金箱に善意で現金寄付をすることも可。持ち込みは制服のほか、子ども服や玩具なども受け付ける。

同会の長谷川会長は「リユース品の寄付は町外からでも受け付けますが、譲渡は町の住民が対象です。この取り組みを通じ、子育て世代の情報交換の場となれば」と期待する。工藤さん(080・8724・0707)

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