「群馬の地酒」を通して人と人が交わり、幸せな世界に(vol.231)

蔵元の切磋琢磨により国内外で高い評価を受けている「群馬の地酒」

全国各地で造られている伝統的な「日本酒」を「地域の酒=地酒」と言います。群馬県庁職員として、「群馬の地酒」の振興業務を担当したことで私の人生は大きく変わりました。酒蔵を訪ね蔵元に会い、酒造りへの想いや伝統ある酒蔵を守っていく意気込みを聞いた後に飲んだ「群馬の地酒」は、今まで飲んだことのある日本酒とは全く違った印象を受けました。単なるお酒の一種ではなく、身近な人の手によって造られた「群馬の地酒」は、地域が誇る魅力的なものと感じるようになったのです。

各酒蔵では毎年、技術の研鑽や新しい挑戦的な取り組みが行われ、その味や香りは日々進化しています。県内の酒蔵の切磋琢磨によって、「群馬の地酒」は年々おいしくなっていて、全国、世界でも高い評価を受けるまでになりました。

「その魅力を、もっと多くの方に知っていただきたい」という想いから、5年前に「群馬SAKE TSUGU」を創業し、WebやSNSなどでの情報発信、イベントの企画・運営を行っています。You Tubeチャンネルを立ち上げ、多くの蔵元にライブ配信に出演いただき、地酒に関する情報や造り手の想いを直接、紹介しています。

また、地域の魅力的なコンテンツとのコラボ事業を通して、多くの方に「群馬の地酒」に出合っていただくきっかけ作りも行っています。10月8日には、ザスパクサツ群馬のサッカーJリーグ公式戦にてコラボイベントを行う予定です。当日は、「群馬の地酒」動画コンテスト(群馬県酒造組合稲水倶楽部主催)にエントリーした大学生グループによる動画も公開しますので是非、スタジアムに足をお運び下さい。

お酒は人と人が交わる中で笑顔を生み、幸せな気分に浸れるもの。多くの方に「群馬の地酒」の魅力に出合っていただけるよう、
今後も様々な角度から「群馬の地酒」の魅力を発信していきたいと思います。

■群馬SAKE TSUGU
https://www.gunma-saketsugu.jp/

群馬SAKE TSUGU
清水 大輔さん

【略歴】79年前橋市生まれ。群馬県庁職員として15年間、産業経済や福祉分野に従事する中で地酒振興の担当になり、その魅力に引き込まれた。県庁退職後の令和元年に「群馬SAKE TSUGU(さけつぐ)」を創業。「群馬の地酒」に関する情報発信やイベントの企画・運営を行っている

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