笹川裕昭のスポーツコラム
3人制プロバスケ「3x3」 新シーズン開幕!
3人制プロバスケットボール「3x3(スリー エックス スリー)」のプロリーグ「3×3.EXE PREMIER JAPAN(エグゼ プレミア ジャパン) 2023」は、男子が5月20日に、女子は6月11日に開幕します。男子は42チーム・東西2カンファレンス(各21チーム)、女子は6チーム・1カンファレンスで9月まで全国各地で行われます。
3x3は、国際バスケットボール連盟が正式なルールを設け、世界各地で普及が広まっているスポーツです。競技の魅力は、5人制バスケを上回るスピード感と、屋内外問わず、どこでも試合が行える身近さで、日本では、2014年にプロリーグが本格的にスタートし、各地で大会が行われています。また、五輪でも、2020年東京大会で正式種目に採用され、次回、24年パリ大会でも実施される予定です。
そんな3x3で、県内を代表するチームが、みなかみ町を拠点とするMINAKAMI TOWN.EXE(ミナカミ タウン エグゼ)です。チームは、「みなかみから世界へ」をスローガンに、18年に誕生。地域密着の活動を行いながら、3x3を通じ、知名度向上や観光創生を目指しています。昨シーズンは、所属カンファレンスでの優勝、プレーオフ進出など、海外カンファレンスを入れた、全78チーム中、16位という過去最高成績を収めるなど、国内を代表するチームに成長しました。
キャプテンで渋川市出身の日下謙下選手は、「世界に行ける力がついてきた。日本一になって世界大会に出られるよう、チーム一丸となって戦いたい。チームの活躍を通じ、群馬県やみなかみ町を世界に広めたい」と意気込んでいます。
そして、今シーズンからは、前橋、高崎を拠点に置く女子チームFLOWLISH GUNMA.EXE(フローリッシュ グンマ エグゼ)も参加。チームは昨年4月に立ち上がったばかりですが、MINAKAMI TOWN.EXEとも連携しながら新シーズンに挑みます。キャプテンで群馬出身の小川菜摘選手は、「今シーズンが初めての挑戦になる。チーム全員で力を合わせて日本一になり、世界で戦えるチームを作っていきたい。試合ごとに成長していけるよう頑張っていきたい」と気合十分です。
なお、9月3日には高崎市のビエント高崎「ビッグキューブ」で試合が行われ、MINAKAMI TOWN.EXEも登場します。
両チームには、リーグでの活躍はもちろん、地域での活動も通じて、群馬をさらに盛り上げてもらいましょう!