忘れん坊対決 [先日、赤城自然園に紅葉を取材しようと…]

上州日和タイトル

先日、赤城自然園に紅葉を取材しようと、満タンに充電したカメラを持って出たつもりが、自宅の玄関に忘れてしまった。ひえー!マスクとお茶まで持って準備万端、のはずだったのに。商売道具を忘れて自己嫌悪が拭えなかった。

その後、落語家である林家つる子さんの10周年会に行った。落語「お菊の皿」のまくら噺を聞いていると、なんとつる子さんも忘れん坊だとが分かり、いきなり親近感を覚えた。テレビ収録の当日、電車の網棚に衣装の着物を忘れ、なんと熱海で発見されたとか。同じ日に扇子や購入したパンまでも置き忘れたというからかなりのダメージだったはず。冷や汗ものの体験噺で、会場を沸かせるのはさすがプロだ。

すると、続いて出演した師匠の林家正蔵さんは、なんと紋付を新幹線に忘れ、着物は遠く九州まで運ばれてしまったと披露。師匠と弟子の忘れん坊対決! ドキドキさせられたが、人の失敗はなぜか面白い。一日の忘れ物数が多いのは、つる子さん。はたまた忘れ物との距離が離れてしまったのは、正蔵さんに軍配が上がる。

「実は私も」と対決に参戦したくなったが、まだ前座かもしれない。いつか2人との忘れん坊対決を夢見ている。失敗もまた、楽し!

(谷 桂)

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