桐生高校 応援指導委員会

部活に取り組む県内の中学高校生の笑いあり、涙あり、明るく、元気に、真面目に、がむしゃらに…仲間とともに過ごす青春の1ページを全力MAXで紹介します!

 

 

 

桐生高校応援指導委員会のメンバー=同校伝統の松の木と旧校歌の碑の前で

「押忍(おす)の精神」で変革期にある学校を盛り上げる

団長 根岸 陸人(普通科 3年)

押忍! 桐生高校応援団は1959(昭和34)年に応援指導委員会として創設されました。昨年度に桐生女子高と統合し新生桐生高校となってからも特別委員会として、学校全体を盛り上げるべく活動しています。現在、3年生2名、2年生3名、1年生7名の計12名。応援の演技や他の生徒に指導をしている際に一体感を感じ、とてもやりがいを感じています。

我々、応援団の理念は「押忍の精神」です。「人を押し自分は忍ぶ」という意味であり、在学中はもとより卒業後も、自己の能力を鍛え高めることに大いに役立つと考えています。

一昨年度と昨年度はコロナ禍の影響により様々な活動が制限され、特に大きな声を出すことを禁止された時はとてもショックを受けました。戦う仲間を大声で応援しその気持ちを鼓舞することができないと思ったからです。しかしそのような条件の中でも型や拍手のみなど、感染リスクを減らす工夫をして応援を続けてきました。

昨年度、統合に伴い様々な環境が変わりました。新しい校歌ができましたが、両校の旧校歌もそれぞれ、校歌「山紫」、校歌「花紫」として継承し、機会あるごとに全校で歌っています。また、野球応援については、これまで吹奏楽部とのみ行っていましたが、新たに管弦楽部の演奏やダンス部のチアリーディングも加わることになりました。合同練習も今まで以上に力を入れ、準備を行っています。

男子校としての長い歴史を持つ応援団活動から、共学となっての新しい応援活動をどう行っていくか、どう転換していくかという点で悩むこともありますが、これも私たちにとっては大きな経験ととらえています。

また、7月末には定例のリーダー公演を予定しています。日々の練習の集大成となるように団員一同練習に励んでいます。変革期にある桐生高校全体を盛り上げるために、これからも押忍の精神で精一杯応援していきたいと思っています。

厳しい練習の成果発揮し、有終の美飾りたい

副団長 太田 恒星(普通科 3年)

私たちは、日頃の練習の成果を発表する場として、毎年7月末に「リーダー公開」を行っています。ステージ上で応援演技を披露します。コロナ禍の前までは、本校、太田高校、前橋高校、高崎高校の4校の応援団が合同で「リーダー公開祭」を実施していましたが、現在は本校のみで開催しています。

そして、私たち3年生はこの「リーダー公開」をもって引退となります。今までの厳しい練習の成果を最大限に発揮できるように、残された時間で今まで以上に工夫しながら活動に取り組んでいこうと思います。保護者やOBの方々の前で発表する最後の機会となりますので、今まで指導に携わってくださった先生方、OBの方に最高の恩返しができるような演技で有終の美を飾りたいと思います。

これからも、「人を応援し、また人から応援される集団」を目指し、団員一同努力して参ります。

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