明和県央高校 射撃部

部活に取り組む県内の中学高校生の笑いあり、涙あり、明るく、元気に、真面目に、がむしゃらに…仲間とともに過ごす青春の1ページを全力MAXで紹介します!

 

 

 

昨年の全国大会で3位を獲得した明和県央高校射撃部。引退した3年生に負けないよう1・2年生が日々練習に励む

一撃入魂 目指すは全国大会優勝 !

部長 木暮 裕菜 (2年)

私たち県央高校射撃部は現在、2年生8人、1年生4人の計12人で活動しています。群馬県内で射撃部があるのは県央高校だけで、全国的にもとても珍しい部活です。

関東選手権大会でエアライフル試合中の2年生阿部海斗選手=右から3人目(昨年6月・茨城県真壁町)

高校でのライフル射撃は、10m先にある止まった標的を撃ち、高得点を狙う競技です。種目は、光線銃の「ビームライフル」と「ビームピストル」、空気銃の「エアライフル」があります。エアライフルに取り組むには、試験や多くの手続きが必要です。

部員全員が高校から始めた初心者でしたが、県央高校の卒業生や群馬県ライフル射撃協会の方々が射撃の基礎を丁寧に教えて下さったおかげで、私もすぐに思い通りにプレーができるほど上達することができました。

射撃にはライフルの他に、片手で撃つピストル種目もある。写真は関東選抜大会でのビームピストル試合中の1年生成瀨紫乃選手(同)

練習は主に、榛東村にある群馬県ライフル射撃場で行っています。重さ約5㎏のライフルを使い、大会でも練習と同じような点数が出せるようにメンタル面や呼吸法のトレーニングをしています。射撃は常に自分との戦いであり、大会でプレッシャーに勝ち、集中力を維持し続けるのが難しいです。その分、大会で結果を残せた時のやりがいや達成感を味わうことができるのが魅力のひとつです。

今年度は新型コロナウイルスの影響もあり、思うように練習ができない中でしたが、協会の方々の協力もあり、練習時間を確保することができました。その結果、夏の全国大会では男子ビームライフルの団体戦で3位、個人戦では8位入賞という結果を獲得できました。また、11月に行われた関東選抜大会では、女子ビームライフル個人戦で私自身が3位、他の部員も含めて4人が入賞できました。

今現在は、3月に三重県で行われる全国選抜大会で優勝するために、練習に取り組んでいます。部員個々が明確な目標を掲げ、協力してくださる方々に感謝の気持ちを持ち、全国で活躍できるように日々の練習に励んでいます。明和県央高校の射撃部に、少しでも興味をもってもらえたら嬉しいです。

晴れて銃所持許可取得 ! 高得点を目指したい

部員 佐藤 鈴乃(1年)

私は入学してから射撃部に入り、この競技を始めました。最初は何もわからず、教えて貰ったことを覚えるので精一杯でした。それでも「先輩たちみたいに、上位大会で通用するような得点を出せるようになりたい」と練習を続けました。今は点数を安定させることを意識した練習を頑張っています。

エアライフルの練習に励む佐藤。半年以上かけ、ようやく手にした空気銃だ

去年の夏頃に「エアライフルをやらないか」と県ライフル射撃協会の方にすすめられ、空気銃であるエアライフルの取得を目指すようになりました。ビームライフルは主に高校生までの種目ですが、エアライフルはオリンピックにも採用されている本格的な種目です。しかし、鉛弾を使う空気銃は、所持許可や多くの手続きが必要です。私は、空気銃の所持に必要な、公安委員会が行う初心者講習会の合格に向けて勉強をしました。試験に合格した後も長い間いろいろな申請をし、ついに銃の所持許可を取得できました。そして今日、自分の銃が届きました。これからはこの銃と一緒に上手くなっていきたいです。

 

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