夏が始まる [今年も高校野球の夏がやってくる…]

開始前の抽選会場のステージ。大きなトーナメント表を見て、大会の実感もわいてきた

今年も高校野球の夏がやってくる――。16日、前橋市の昌賢学園まえばしホールで開かれた7月9日開幕の第104回全国高校野球群馬大会の組み合わせ抽選会を見ながら、そんな思いを強くした。

夏の対戦相手が決まるこの日。抽選会の2時間前から、会場には参加する65校61チームの主将たちが続々と集まってきた。少し緊張気味の表情を見ているうち、私もなんだかドキドキしてきた。というのも、抽選会の冒頭、あいさつの大役があるためだ。

総局長になってから、会議やイベントであいさつをする機会が格段に増えた。記者時代、何度か人前で講演をする機会はあったが、あいさつの緊張感はまた別のものだと実感している。主役はあくまでこれから登場する人たち。だからこそ、できるだけ簡潔に、気持ちを込めたあいさつをしたい。するとどんな言葉が適切か……。毎回あれこれ頭を悩ませる。そして緊張しないよう、何度も練習して「本番」に臨んでいる。

この日も前橋総局の職場で、総局の仲間たちを前にリハーサル。「もう少しゆっくり話した方がいい」とのアドバイスをもらって会場に向かったのだった。

緊張のあいさつ本番は無事(?)終了。抽選会では、引いたくじの番号をステージで大きな声で読み上げる主将たち一人ひとりの声色や表情に、それぞれの決意や高揚感が伝わってきた。「栄冠は君に輝く」。そんな夏が、もうすぐ始まる。

(朝日新聞社前橋総局長 宮嶋 加菜子)

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