黄金週間 [今年もゴールデンウイークが終わってしまった。久しぶりに開放感に満ちたゴールデンウイークを過ごし…]

今年もゴールデンウイークが終わってしまった。久しぶりに開放感に満ちたゴールデンウイークを過ごし、五月病気味の方もいらっしゃるかも知れない。私はというと、全日本おかあさんコーラス県大会や春季関東地区高校野球大会県予選など、音楽とスポーツを満喫、まさに「黄金週間」となった。

今年はマスクを外してのステージでの発表となったおかあさんコーラスでは、美しいハーモニーとともに、生き生きとした表情で嬉しそうに歌い上げる出演者の姿がとても印象に残った。選考委員を務めた声楽家の河合孝夫さんが講評の際に語った「声は老化しない」とのお話も、とても示唆に満ちていて面白く、考えさせられた。

そして、高校野球の球場にも歓声が戻ってきた。決勝戦のあった5日、高崎城南球場のチケット売り場には朝から長蛇の列ができていた。観客席はあっという間に埋まり、出場校の応援席からは応援歌やチャンステーマの大合唱がわき起こる。夏のような日差しが照りつける中、「リンダリンダ」や「紅」など、応援ソングの定番をアカペラで全力で歌い続ける高校生の姿は圧巻で、こちらも元気をもらった気分になった。

そして嬉しかったのが、おかあさんコーラスの会場でも、高校野球の球場でも「総局長日記読んでます」と声をかけてもらったことだ。毎週何を書こうか悩むことも多いが、そんな「声援」を励みにこれからも大切に日記を書かせてもらおうと改めて感じた黄金週間だった。

グラウンドだけでなく、応援席も見応え十分の高校野球
いただきものの立派な小松菜。炒めたり煮浸しにしたり、旬の味を楽しんだ

(朝日新聞社前橋総局長 宮嶋 加菜子)

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