いつか群馬を支える力に!(Vol.102)

7月に行われたザスパホームゲームでの青年海外協力隊パネル展示=前橋の正田醤油スタジアム

「世界を変えてきたのは、いつの時代も、たったひとりの強い想いだ」

独立行政法人国際協力機構(JICA)は青年海外協力隊派遣などボランティア事業を通じて、よりよい明日を世界の人々と共有することを目指し、開発途上国の国づくりのための活動をおこなっています。

ボランティア事業は1965年にスタート。多くの方が日本とは違う環境の開発途上国で、現地の方と共に生活し協働しながら自らの持つ技術や経験を生かして活動しています。群馬からは既に800人以上が参加。現在も34人が活躍中です。私もその一人として、アフリカ・ジンバブエでサッカーを指導した経験があります。スポーツは勝利や成長の喜びだけでなく、家族団欒や地域の繋がりなど様々な恩恵をもたらすと実感しました。

そして帰国後の今年2月から、JICA群馬で国際協力推進員として開発途上国での活動経験を群馬県の方々へお伝えする活動をしています。ボランティア希望者の窓口業務に加え、学校や自治体、企業での講演や展示会などを通して国際理解のきっかけ作りのお手伝いをしています。ちなみに、先月7はJ3ザスパクサツ群馬のホームゲームで我々の活動をPRしてきました。

多様化する社会の中で、開発途上国の現状をお伝えすることが群馬の魅力の再発見につながり、地域の可能性を広げることになればと考えています。

来月6日午後1時から、県庁で国際理解のための映画上映会と群馬ゆかりのJICAボランティアによる体験報告会を開催します。ぜひ、お気軽にご来場ください。

 

JICA東京 JICA群馬デスク
国際協力推進員 佐藤 祥平 さん
【略歴】1986年長野原町生まれ。前橋育英高校を卒業。2015年10月から青年海外協力隊でアジアとアフリカで活動。2018年3月より現職

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