星に願いを [愛犬は朝晩の散歩とご飯が一番の楽しみ…]

愛犬は朝晩の散歩とご飯が一番の楽しみ。晩の散歩は私が担当だ。ウキウキ歩く犬と対照的に、寒さが苦手な私は憂うつな気分に。今までは散歩が早く終わってしまい、犬は不満そうだった。

だが、今冬から私の中で散歩が苦でなくなり、30分ほど犬と一緒に歩くようになった。きっかけは、コロナ禍の中、歩くことがストレス解消になった事に加え、空を見上げた時の夜空の美しさ、さらに深呼吸すると気持ちも落ち着くことに気づいたからだ。

見晴らしのいい場所で犬が寄り道を始めると空を見上げる。昨年12月には南西の空で土星と木星が397年ぶりに最接近、肉眼でも見ることができた。日によって火球や流れ星も出現。その日のタイミングで国際宇宙ステーションの軌道を確認できることも。

ところが星座は、よく思い出せない。小学生のころ理科で使った星座早見盤を購入してみた。時刻と日付を合わせると今見える星座がバッチリわかる。冬の大三角形の一つ、おおいぬ座のシリウスは地球から最も近く明るく見える星だそうだ。

これから星空の主役は春の大三角形へと入れ替わる。コロナが早く収束するように星に願いを込めて、春の夜空を楽しみたい。

(森作理恵)

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