光で冬を彩るイルミネーション

初開催からファイナルまで

前橋・白井屋ホテルのイルミネーション

色とりどりのイルミネーションが街を美しく彩る季節がやってきました。今週は、初開催の前橋・白井屋ホテルや、ファイナルを迎える伊勢崎のイルミネーションなど4カ所を紹介。感染症や防寒の対策をとってお出かけください。

前橋・白井屋ホテル
初登場! アートなイルミで県都を明るく

来月開業1周年を迎える白井屋ホテル(前橋市本町)では、高崎を拠点に活動をする現代美術作家・鬼頭健吾さんが制作した「アートイルミネーション」=写真上=を実施している。「年の瀬に街行く人の心を明るく灯したい」と、7色のカラフルなフラフープ約2500本を素材に大胆なインスタレーションを、国道とまちなかをつなぐホテルの「パサージュ」(抜け道)に展示している。クラウドファンディングで資金を調達して実現。今月19日の点灯式で鬼頭さんは、「これだけボリュームがある作品を屋外に飾るのは初めての試み。気軽に体験してほしい」と話した。来月26日まで。夜間点灯は、午後4~10時、昼間も鑑賞可。クリスマスランチやディナーも受付中。同ホテル(027-231-4618)。

邑楽・シンボルタワー未来MiRAi
新ゆるキャラが光の地上絵に

「白鳥の飛来する町」邑楽町では、シンボルタワー未来MiRAi(邑楽町中野)で「光のページェント ヒカリミライ」を開催中。白鳥の光るオブジェや地上40㍍の高さからつり下ろすブルーのイルミネーションは迫力満点=写真。また、町のプレミアム付き商品券イメージキャラクター「オーランドさん」の地上絵が屋外に投影されるほか、景品が当たるクイズも。同町商工振興課の成塚弘幸係長は「展望室には七色に変化するライティングチェアも設置。ぜひタワーに上って幻想的な空間を楽しんで」と話す。点灯は来年1月23日までの水~日曜午後5~9時。入場料は小学生以上100円。エレベーター内ではお笑いトリオ・ロバートの山本博さん(同町出身)による自動音声案内が流れている。同課(0276-88-5511)。

高崎・光のページェント
フラワーツリーで駅周辺華やかに

今年、新しく高崎駅西口ペデストリアンデッキに、カラフルな造花で作られた高さ6㍍のフラワーツリーが登場=写真。恒例の、子どもが作った光のキャンバスも今年は同デッキに移動。駅から市役所に向かうシンフォニーロードの街路樹は、ブルーとゴールドに輝き、慈光通りと大手前通りには、光のアーチが輝く。慈光通りの歩道には、雪の結晶の形の光が映し出される。お堀周辺では、水面が電飾で輝く。今年は、さやもーるや南銀座通り、柳通りまで、会場を拡大。「街を歩いて彩りをお楽しみください」と担当者は話す。来年1月10日までの午後5時~10時(金~日は午前零時)。同実行委事務局(027-330-5333)。

伊勢崎・波志江沼環境ふれあい公園
12回目で見納め 会場は原点回帰 12月1日~

伊勢崎商工会議所いせさきイルミネーション実行委員会が主催する「いせさきイルミネーション」が、今年度でファイナルを迎える。波志江沼環境ふれあい公園で12月1日午後5時から点灯式。医療従事者に感謝を伝えるイルミ文字やブルーのLED装飾のほか、観覧車や時報塔、円形校舎、まゆドームなど市内の建造物をかたどった大型モニュメントが園内を彩る。2017年からは華蔵寺公園で開催していたが、12回目の今年は開催当初の会場へ戻す。同実行委の高沢克治さんは「今年が最後。美しいLEDイルミネーションと水面反射が作りだす幻想的な世界をお楽しみください」と呼びかける。12月1~25日までの午後4時半(1日は同5時)~同9時半、入場無料。同会議所商工振興課(0270-24-2211)。

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