「全力を出して楽しみたい」 あす東日本大会(東京)

富岡中吹奏楽部

富岡市立富岡中学校(藤井清一校長)吹奏楽部が、本県の代表としてあす8日、東日本学校吹奏楽大会(東京都・府中の森芸術劇場 どりーむホール)に伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校とともに出場する。両校は、9月に新潟で行われた西関東吹奏楽コンクール中学校Bの部(30人以内)で金賞を受賞し、代表として選ばれた。東日本大会は、東日本地域の少人数編成バンドによる最上位大会で、中学生の部では、北海道、東北、東関東、西関東、東京都、北陸の6エリアから勝ち進んだ30校が集まる。

富岡中が東日本大会に出場するのは初めて。「創立以来の快挙」と学校では喜ぶ。明日の大会で、顧問の原田巧光教諭の指揮で演奏するのは、「繚乱~能『桜川』の物語によるラプソディ」というソロの多い現代曲。ソロから始まる旋律を担当するのがフルートで副部長の今井綾音さん(3年)。「リズムが難しく、最初のソロには緊張しますが、楽しく演奏したい」と思いを語る。同じく部長でクラリネットソロを担当する野口優里菜さん(3年)は「とにかく良い演奏ができたらいい。もう引退なので、このメンバーでできる時間を大切に、今までやってきたことを全部発揮できるように演奏したい」と意気込む。率いる原田教諭は「今年は歌心を大切に表現力を磨いてきました。演奏を多くの方に聴いてもらえる機会になれば良いですね」と語った。 (谷 桂)

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