ホール30周年記念し デュオリサイタル開催 

鈴木さん&若林さん 名曲奏で節目祝う

高崎シューベルトサロン

楽器や音楽文化を発信する日本ピアノホールディング(高崎市問屋町、中森隆利社長)は先月、運営する音楽ホール「高崎シューベルトサロン」の開設30周年を記念したデュオリサイタルを開いた。国内外で活躍するバイオリニストの鈴木理恵子さんとピアニストの若林顕さんが、名曲の数々を奏でた=写真。

同サロンは「音楽を身近に感じて欲しい」と1992年11月、同社敷地内にオープン。約80席、スタインウェイD‐274を常設、リサイタルやチャリティー公演、発表会などを開催している。世界的に活躍する実力派から気鋭の若手まで、多彩な出演者による演奏会は「生の演奏が間近で楽しめる」と音楽ファンに親しまれてきた。

同社は30周年の節目に合わせ先月、記念リサイタルを企画。当日は鈴木さんと若林さんが、モーツァルトのバイオリンソナタなど4曲を披露。アンコールにはシューベルト「アヴェ・マリア」を奏で、節目を祝った。同社の中森社長は、「奏者の息遣いが感じられる、サロンコンサートならではの距離感と臨場感を来場者の方と共有してきました。これからも、音楽や楽器の素晴らしさ、奥深さを届けていきたいですね」と笑顔で語った。

掲載内容のコピーはできません。