写真家・清水哲朗さん 講評&講演会 高崎で

朝日フォトコン&中高生フォトコン特別審査員
モンゴル取材25年「写真は人生そのもの」

「モンゴル取材25年の軌跡」と題し講演する清水哲朗さん

「朝日フォトコン2023」と「第9回朝日中学生高校生フォトコン」(県朝日新聞グループ会、ネッツトヨタ高崎主催)の入賞入選作品展(9~11日)と合同表彰式が(10日)が、高崎シティギャラリーで開かれた。関連イベントの講評・講演会では両フォトコンの特別審査員を務める写真家、清水哲朗さんが登壇し、「モンゴル取材25年の軌跡」と題した講演と、受賞作品の講評を行った。

講演では、清水さんが撮り続けてきたモンゴルの魅力を、現地の人々との交流や文化、自然などを写した作品を通して紹介。マイナス40度という極寒の世界で撮影する際の工夫や、撮りたいものを書いた「指示書」を準備すること、撮影時に思い浮かんだリアルな感想や言葉を必ずその場でメモすることなど、良い作品を残すための極意を語った。また、取材時には「今、確実に撮れるもの」「条件さえ合えば撮れるもの」「行き当たりばったりで予想外なもの」の3つを入れると作品が面白くなるとのアドバイスも。後半には現地での自身の活動記録動画も上映。高地に生息する幻の動物「ユキヒョウ」を求め続けようやく撮影できた時の喜びなどを語り、「写真は人生そのもの」と締めくくった。

続く作品講評では、両フォトコンの上位全10作品をスクリーンに投影。受賞者と対話しながら、選出理由や作品の魅力などを丁寧に解説、講評を行った。

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