名勝指定100周年 妙義で3つのイベント

今月、3つのイベントの会場となっている富岡市妙義山ビジターセンターは、妙義山に抱かれるように建つ。昨年、妙義ふるさと美術館を改修しオープンした。館内にでは大型立体模型やパネル展示で妙義山の魅力を紹介している。入館無料

妙義山が昨年3月に名勝指定100周年を迎えたことを記念し、麓の富岡市妙義ビジターセンター(旧妙義ふるさと美術館)では今月、子どもから大人まで楽しめる3つのイベントが開かれる。

2日に同センター内のアートギャラリーで初開催される「みょうぎ 山(やま)フェスタ」では、山にまつわる県内の企業や団体が多数出展。クライミングやスラックライン、モルック(フィンランド発祥のスポーツ)などの体験に加え、パラコード(アウトドア用の紐)や木を使ったキーホルダー、鳥を呼び寄せるグッズ「バードコール」などを作るワークショップ(有料)、アルファ化米(乾燥米飯)と地元産舞茸を使った〝山ごはん〟の調理実演、スタンプラリーなどを行う。

また同日、屋外の芝生広場では、富岡周辺の46店舗がフードや雑貨などを販売する「妙義ふるさとマルシェ」を同時開催(荒天中止)。

さらに、5~31日は同センターのアートギャラリーで、グループ展「妙義100エンナーレ」。「温故知新」をテーマに、温井大介さん、川島一恵さん、山崎美季さんら群馬ゆかりの現代作家7人が妙義山をモチーフにした作品展示を行う(月曜休館、観覧無料)。参加作家の一人で染色アーティストの大竹夏紀さんは、「現代の作家たちが江戸や明治期の近代絵画作品にインスパイアされて制作したそれぞれの妙義山を楽しんで」と話す。館内に実物大「大の字」も展示。トーク(24日午後2時、申し込み不要)や、絞り染めの技法を使ったハンカチ作りワークショップ(10日午後2時、要申込、先着20人、参加料200円、希望者は同センターへ電話で申し込む)も。
■問い合わせは妙義ビジターセンター( 0274-73-2585 )へ。

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