第104回全国高校野球選手権 群馬大会 7月9日開幕

(写真)昨年優勝した前橋育英

応援を力に頂点目指せ

いよいよ開幕!61チーム甲子園かけ 頂点に挑む

第104回全国高校野球選手権群馬大会が7月9日から始まる。今大会は65校61チームが出場。27日に予定される決勝戦まで、上毛新聞敷島(前橋)、高崎城南、小倉クラッチ・スタジアム(桐生)の各球場を舞台に、たった一枚の甲子園切符をかけた熱い戦いが繰り広げられる。

春のベスト4が優勝候補の筆頭も、今夏は大混戦か―
今夏の優勝候補は、春に優勝した前橋育英、準優勝の健大高崎、ベスト4の桐生第一、利根商が挙げられるが、東農大二、関学大附、前橋商、高崎商…と、力のある高校が勝ち上がる可能性もある。前橋育英が6連覇を成し遂げるのか、健大高崎が7年ぶりの県の頂点に立つのか、はたまたどの高校か。

ブロック別戦況

※データは学校名、ポジション、学年、選手名の順

前橋育英・投手・3年  生方碧莞

Aブロック シード校/前橋育英、前橋商
6連覇を狙う前橋育英が大本命 樹徳、市立太田、前商が続く
今夏の優勝候補の筆頭は前橋育英だろう。4番を任されている2年生の石川太陽は、広角に長打が打てる逸材。荒井直樹監督は、「本能でやるタイプ」と期待する。県内強豪校の選手たちが怖いと口をそろえるのが主将でもある岡田啓吾。今春の関東大会でも本塁打を放ち、力を見せつけた。投手陣は生方碧莞、堀慶勝、岩崎鈴音、髙橋幸太朗の4人。なかでもエースに成長した生方が、力のある直球と精度の高い変化球でチームを勝利に導く。三振が取れる岩崎、サイドスローの打ちにくい球を投げる堀、変化球が武器の髙橋と、タイプが異なる投手陣が相手打者を翻弄する。持ち前の頭の良さで投手陣をリードするのが清塚成。打撃力も上がり、夏の活躍が楽しみな選手の一人。

今春、1回戦で利根商と当たり初戦敗退した樹徳は、投打に磨きをかけ夏の頂点を目指している。市立太田、前橋商も力のある選手がそろい、優勝の可能性は十分ある。

桐生第一・一塁手・3年 提箸 優雅

Bブロック シード校/桐生第一、関学大附
三塚、提箸を擁する桐生第一がリード 好投手が揃う関学大附も優勝候補の一角
今春ベスト4の桐生第一が一歩リード。プロ注目の強肩強打者・三塚琉生が3番を打ち、4番には勝負強い提箸優雅が座る。「打線の鍵になるのは、三塚と提箸の前後の打者」と今泉壮介監督。三塚、提箸で勝負されない場合を考えてのことだ。三塚は6月5日時点で高校通算29本の本塁打を放っており、状況に応じた打ち方ができるのも魅力。サポートピッチャーとして登板の可能性もあり、最速143㌔のストレートと多彩な変化球を操る。エースは昨秋の疲労骨折から完全復帰した北村流音。夏までに球速を146㌔から150㌔に上げるため、下半身強化に取り組む。桐生第一は、失策の多かった春の課題を克服し、投手を中心とした守りをさらに強化して優勝を狙う。

最速140㌔台の3投手を擁する関学大附も優勝候補の一つ。館林は、エース・宮村一輝の伸びのある直球(最速141㌔)を武器に、上位進出を目指す。

Cブロック シード校/健大高崎、高崎
能力の高い選手が揃う健大が優位 農二、高崎も上位進出を狙う
実力で頭一つ突き抜けているのが健大。プロ注目の強肩捕手・清水叶人の二塁送球のタイムは1.78秒。青栁博文監督も「高校生では全国トップレベル」と高く評価する。打者としても本塁打が打てる中距離打者として、健大打線の中軸を担う。また春の関東大会の桐光学園戦で本塁打を打ちU-12日本代表の経験もある森山竜之輔、青栁監督が「昨年の中学3年世代でナンバーワン」と語るほど安定した守備が魅力で、元プロ野球選手(田中充氏)を父に持つ遊撃手の田中陽翔、同じく父が元プロで現広島スカウト(高山健一氏)の高山裕次郎ら能力の高い1年生も揃う。さらに、芹沢一晃、小玉湧斗に続く第3の投手の成長が、優勝の鍵を握りそうだ。
健大に続くのが、プロ注目の強肩強打の捕手・吉田翼を擁する東農大二、今春にベスト8入りした高崎だろう。

利根商・投手・3年 那須 健也

Dブロック シード校/利根商、太
強豪公立校2校が頭一つ抜ける 利根商の内田の二刀流に注目!
福田治男監督が就任してから4年、確実に力をつけているのが利根商。昨夏はベスト4、昨秋はベスト8、そして今春は準決勝まで進出しながら新型コロナウイルスの影響で出場辞退し、ベスト4で終わっている。今夏も優勝候補の一角。注目したいのがプロ熱視線の内田湘大。高校生離れした打撃力に、投げては最速146㌔の球でチームを勝利に導く。守備では3投手の継投で試合を作る。エースは髙𣘺輝。最速140㌔の直球とキレのある変化球で先発を担当。中継ぎは左腕の那須健矢。打てそうで打てないクセ球が魅力。試合を締めくくるクローザーは内田湘。「髙𣘺、那須が投げた後に一速速い球を投げるから、相手打者は合わせるのが難しい」と福田監督。

もう一つの公立強豪は太田。選抜の21世紀枠候補にも選ばれ、上位進出の常連でもある。バントでつなぎ、1本のヒットで走者を還すオーソドックスなスタイルで優勝を狙う。

4強注目プレーヤー

生方 碧莞 Ai Ubukata 
「嬉しいというよりは、責任を背負ったという気持ちが強かったです」と、今春、県内屈指の強豪校のエースになったときの気持ちをこう明かした。
昨秋は、準々決勝で桐生第一に7回コールド負け。「向こうは、圧倒的に打球が速く打力もあり、夏はそこを抑えないと優勝はできない」と身に染みた。

その経験から、もう一度、投球を見直し、「力で投げてしまうのが自分の悪いところ」と、脱力した状態で投げることを普段のキャッチボールから取り組んだ。その甲斐があり、春までにはコントロールも改善した。

今春の準決勝で桐生第一と対戦した時は7回途中から3番手で登板。8回に本塁打1本を打たれたものの、打たせて取るピッチングが冴え、自責点1でチームを勝利に導いた。

今夏の目標は、先輩の髙橋光成投手(西武)のようにチームを全国大会優勝に導くことだ。

芹沢 一晃  Ikko Serizawa
今春の前橋育英との決勝戦は、体調不良でベンチ入りできなかった。「もし、自分が投げていたら…」と悔やむ。だが、関東大会2回戦の桐光学園戦で、神奈川1位の相手との投げ合いに勝ち、6-1と1失点完投勝利で自信を深めた。この夏は、捕手の清水叶人とのバッテリーで県の頂点に挑む。

清水と本格的に組んだのは今春から。それまでもバッテリーを組むことはあったが、清水の要求通りに投げるだけだった。しかし、春からは違った。自分の投げたい球を主張するようになったのだ。

「打たれたら後悔すると思うし、(清水が要求する球に)首を振って投げたボールをたとえ打たれたとしても、『なぜ打たれたのか』をしっかり確認して、次に同じようなミスをしないようにする」ことで、エースの自覚が芽生えた。

夏は、清水との抜群のコンビネーションで、チームを7年ぶりの優勝へと導く。

清塚 成  Jo Kiyozuka
今春の準決勝からマスクをかぶる清塚は、「文武両道」を体現する選手である。勉強も野球もトップレベルでやりたいと前橋育英の特進クラスに進学。2年の時には特進クラスで2位になったほどの頑張り屋で、毎朝5時に起きて学校に行く前に勉強する。大事なのは、「授業でどれだけ頭に詰め込めるか」だ。特進クラスの授業は基本7時間目まである。授業が終わってグラウンドに行くと、全体練習は終わっている。そのため、自主練習で「いかに頭を使って、効率的に野球に取り組むか」を重視する。コーチ陣の他選手へのアドバイスに耳を傾けたり、自分が試合に出ていない時には、「自分だったら、どう抑えるのか」と考えることで技術を磨いていった。

捕手として大事にしているのが気配りである。「投手の気持ちは、試合の各回ごとでも違うんです」と、かける言葉を選びながら、投手のモチベーションを上げている。そんな清塚が目指すのは、「全国優勝」だ。

清水 叶人 Kanato Shimizu
今夏に向けて磨いたのが、バッティング。「春は、状況に応じたスイングがわからなくて、全体的にアウトコースの球を打てていなかった」と課題に向き合った。それまで60分間自由にバッティング練習をしていたのを、アウトコースの球を20分間打ち、ケースバッティングを20分間こなし、最後の20分間は自由に打つことにした。その結果、「春は打てる気がしなかった」と思うほどスランプに陥っていたバッティングの感覚が戻ってきた。冬に取り組んだのが、スローイング。「自分は肩が強いのに、『取ってから投げるまでが遅いね』って言われていたのを気にしていたんです」。

以前は二塁送球が1.8秒後半だったが、1.78秒で投げられるまでに成長。目指すのは西武の森友哉のような打てる捕手。「群馬にはいい投手がたくさんいるので、夏は打撃力が一番大事だと思います」。自身の一振りで、チームを7年ぶりの優勝に導きたい。

三塚 琉生 Rui Mitsuka
桐生第一で二刀流の活躍が期待される。今春の大会終了時点で高校通算本塁打は22本。その1カ月後に29本まで記録を伸ばし、夏までに30本は超えそうだ。投手としては、最速143㌔の直球と威力のある球を武器にする。「最近は変化球を多く使うようになり、投球の幅も広がりました」と、投手としての手応えも感じている。

打者としての持ち味は、長打を打たなければならない場面、シングルヒットで出塁しないといけない場面と、状況に応じたバッティングができること。昨秋は長打を打てなかったことから、体重を増やすことを意識し、打つ時のタイミングの取り方を変えた。対戦した際に「いいバッターだな」と思った皆川岳飛(前橋育英ー中央大)のバッティングを参考にした。

三塚が目指すのはプロになること。そのためにも野球と真摯に向き合うことを忘れない。

内田 湘大 Shodai Uchida 
中学時代は無名で、通算本塁打数は0本。そんな選手が今では高校通算本塁打30本を打つまでになった。

投手として投げない時期も続いたが、中学3年の秋に、練習を見に来ていた利根商の緒形徹コーチから「キャッチャーミットを見て投げてみろ」と言われたことで投球のコツをつかみ、高校で146㌔を投げるまでに成長した。

内田の成長のカギは、あくなき探求心と研究心。「いいな」と思ったら積極的に聞いたり、真似したりしながら、自分のものにしていった。また、野球選手としての努力も惜しまない。「中学の時、人一倍努力したけど、それでも花は咲かない時期が続いて、高校に入ってからも期待に応えられず、悔しい思いを練習にぶつけていたら少しずつ結果が出るようになりました」

子どもの頃からの「プロ野球選手になる」という夢を胸に、夏を戦う。

北村 流音 Rio Kitamura 
桐生第一のエースが第一肋骨の疲労骨折から完全復活した。昨秋、前橋育英との準々決勝で7回コールド勝ちした翌日、胸部に痛みが出たものの、痛みをこらえて関東大会でも登板した。準々決勝で浦和学院に負けた後は投げるのをやめ治療に専念。12月23日に手術して、本格的に投げ始めたのは今年3月に入ってから。

久しぶりに投げてみると「フォームがすごく変わっている」と周りから言われた。以前の投球の動画と比べながら、フォームを戻すことに力を注いだ。ようやく納得のいくフォームに戻ったのが、5月下旬になってから。高校2年の春に出した146㌔を、6月上旬の練習試合でも出すまでに復活した。

万全な状態で迎える今夏。2020年交流試合で、甲子園に連れて行ってくれた先輩たちのように、「今度は自分たちの代が、後輩を甲子園に連れていく」と心に誓った。

髙𣘺 輝 Hikaru Takahashi 
利根商のエースナンバーを背負う髙𣘺が、捕手から投手に転向したのは中学3年生の時。高校1年の夏から公式戦に出場し、秋からは背番号1を背負っている。
利根商に進学を決めたのは、父が利根商野球部出身だったことと、福田治男監督が利根商に来たことが理由だった。

「父は利根商の投手で、(1993年第75回全国高等学校野球選手権記念群馬大会の)決勝戦で(福田監督率いる)桐生第一と対戦して負けているんです」。入学当初、福田監督から「下半身が使えていないよ」と指摘され、下半身を意識するとコントロールがよくなった。福田監督について髙𣘺は、「厳しい時もあるけど、優しいし教え方も上手いので、自分自身の成長にもつながります」と全幅の信頼を寄せる。

今夏は、父が叶えられなかった優勝を福田監督の下でつかみ取る。

大会TOPICS

いよいよ始まる! 出場65校61チーム 組み合わせ抽選会

対戦相手決まる!  第104回全国高校野球選手権群馬大会(7月9~27日)の組み合わせ抽選会が6月16日に前橋市の昌賢学園まえばしホールで行われた。出場65校61チームの主将が緊張した面持ちで抽選に臨んだ。

夏の6連覇を狙う第1シード前橋育英は、高崎東・渋川の勝者と対決。第2シードの健大高崎は勢多農林・東農大二の勝者と。春4強の桐生第一は吉井と、利根商は桐生清桜・桐生工の勝者と対戦する。

開会式は9日午前8時5分から上毛新聞敷島球場で開催。選手全員による入場行進などを実施する。行進の先導は桐生第一、ファンファーレや大会歌の演奏は前橋育英の吹奏楽部が担当。開幕試合では館林商工と明和県央が対戦する。

応援席は鳴り物OK、声出しNG
昨年はコロナの影響で各球場ごとに観客人数を制限したが、今回は3年ぶりに制限は設けず、一般の観客を入れて試合を行う。また、声を出しての応援は禁止だが、吹奏楽や太鼓など鳴り物の応援は認められる。

このほか、雨などで試合が中断した場合に試合の続きを翌日以降に、中断時点から再開する「継続試合」を、春に引き続き実施する。

宣誓は太田「野球ができることへの感謝を」

本抽選でのくじ引きの順番を決める「予備抽選」で1番を引き、開会式での選手宣誓に決まったのは、太田の小林風斗主将(3年)。「『一番右下』と決めていたが、大きく見えた真ん中の封筒を手に取った」と、笑顔で「1」のカードを客席に披露した。「先輩たちはコロナ禍で満足に試合ができなかったが、自分たちの代は秋も春も、そして夏も大会に臨めるという恵まれた状況。宣誓では、たくさんの人たちに支えられて野球ができていることへの感謝の気持ちを込めたい」と決意を語った。

エトキ
㊧緊張した面持ちで予備抽選の順番を待つ各校の主将ら
㊤予備抽選で「1」のカードを引き当て選手宣誓が決まった太田の小林主将

■群馬大会のチケット販売について
全て自由席。上毛新聞敷島、高崎城南の2球場の一般入場券は、球場窓口での当日販売のほか、ネット(イープラスWEBサイト)とコンビニ(ファミリーマート店内)での前売り(前日午後6時まで)あり。小倉クラッチ・スタジアムは、球場窓口での当日販売のみ。高校生入場券は3球場の各窓口で当日販売(前売りなし)。一般700円、高校生100円(要写真付き身分証明書提示)、中学生以下無料。※前売り券は試合日指定(順延の場合は順延日に有効)

シード校8校主将コメント

前橋育英 岡田啓吾
相手が誰であっても、自分たちの野球を貫き通したい。その結果、勝ちがついてくるように、一戦一戦を大切に試合に臨む。今後は大会に向け、いつも大事にしていることを積み重ねていきます。

健大高崎 佐々木琉生
どの相手でも、目の前の試合を全力で戦って優勝を目指したい。大会が始まるのを今からワクワクしている。春の育英戦では、リードしていたにもかかわらず、悔しい結果になった。夏の本番に向け、準備をしっかりしていきたい。

桐生第一 三塚琉生
夏は最初から全力を注ぎたい。中でも、春に負けた悔しさをしっかりとぶつけていけたらと思っている。同じブロックの関学大附は、去年春、コールド負けした悔しい思いがあるので、リベンジしたい。

利根商 眞庭和志
ピッチャーが打ち取った打球を野手が確実に取り、守備からリズムのある野球をやりたい。バッティングでは、サインプレーで、まず一点を心がけ、派手でなく、泥臭い野球をやりたい。

前橋商 星野歩夢
まずは初戦に勝ってリズムに乗ることが大事。前工との伝統校対決で注目されているが、1~9番までどこからでも点の取れる自分たちの持ち味を大いに発揮し、優勝を狙いたい。

関学大附 栗本慎之介
目指すは甲子園。初戦の相手はあまり意識していない。あと1カ月あるので、日々の練習では決して妥協せず、一つひとつのプレーに気を配り、チームとしての完成度を上げていきたい。

高崎 村松健心
伊勢崎清明との初戦が山場。固い守備と高い投手力が印象的な手ごわい相手。全てをぶつけ勝ちに行く。相手、仲間、自分の心理を踏まえてプレーするサイコロジカルベースボールを体現し甲子園出場を果たしたい。

太田 小林風斗
全力で声を出し、全力で動くという、自分たちの野球を徹底すれば必ず勝てると信じている。相手に先制されても踏ん張って巻き返す力をもっと養っていきたい。目標は甲子園。

グランプリ・高崎商大附高の渋谷さんキャッチフレーズ ポスターとCMに

第104回選手権キャッチフレーズコンクールのグランプリ作品「この夏も、応援したい君がいる。」(高崎商大附高3年、渋谷瑠良さん作)の掲載された大会ポスターが完成し、同高校内に掲示された=写真。渋谷さんは「各選手がこの大会にかける思いを全力でぶつけ、後悔の無い夏にしてほしい」とエールを送った。また、同校野球部3年の山田梛月さんは、「本校生徒のキャッチフレーズとともに甲子園へ行ける、またとないチャンス。何としてもつかみ取りたい」と意気込む。なお、同キャッチフレーズをテーマにした大会CMアニメが制作され、朝日新聞社ホームページのCMギャラリーなどで公開中。

8月26~28日に高校野球写真展 3年ぶり イオンモール高崎

朝日新聞社と群馬県朝日会は8月26~28日の午前10時~午後7時にイオンモール高崎2階のイオンホールで、3年ぶりとなる写真展示会「第104回全国高等学校野球選手権群馬大会写真展」を開催します(=写真は過去)。7月9日に開幕となる同大会に出場する全65校61チームの初戦と準決勝および決勝の模様を約3000点の写真とパネルで紹介。グラウンドを駆ける選手たちの雄姿をぜひご覧ください。入場無料、予約不要。問い合わせは県朝日会(027-221-5765 平日午前9~午後5時)。

群馬の高校球児 ガンバレ!応援メッセージ

7月9日に開幕する第104回全国高校野球選手権大会に合わせて、スタンドの吹奏楽部やプラカード担当校、県内の女子硬式野球部から球児の皆さんを応援する熱いメッセージが届きました。暑い夏、コロナ禍、様々な戦いに挑む球児の皆さん、ガンバレ!

※今年は各会場ともに一般の観客が入場できますが、声を出しての応援は禁止となっています。状況によって変更あり

開会式で演奏します!
前橋育英高校吹奏楽部
部長 3年 中島 左喬
私たちは演奏技術を磨くだけでなく、人間力の向上も目指して日々活動しています。本校の応援は、輝かしい音色のグロッケンや力強く響くスーザフォンなどが特徴で、野球部の皆さんへ届くように全力で演奏しています!今年は開会式の演奏も担当します。参加する全ての選手の皆さんへエールを送るべく、心を込めて演奏します。

同じ硬式野球部です!
わせがく高校 前橋キャンパス 女子硬式野球部
主将 2年 井上 心暖
私たち女子硬式野球部は、GUTSをスローガンに日々活動しています。部員は2人ととても少ないですが、その分たくさん練習ができることをプラスに考え、切磋琢磨しあって頑張っています。甲子園という舞台を目指し戦っている高校球児の皆さんをいつもすごくカッコいいと思いながら見ています。最後まで全力で頑張ってください!

開会式でプラカードを担当します!
市立前橋高校
3年 星野 杏
私たちは開会式でプラカードを持たせていただきます。2年間、プラカードを持つことができませんでした。しかし、今回球場に立たせていただけることになり、一同とても嬉しく思います。役目を果たせるように頑張ります。高校球児のみなさんが最後まで楽しく全力でプレーし、悔いのない試合ができるように応援しています。

開幕試合で演奏します!
館林商工高校吹奏楽部
部長 2年 神山 芽依
私たち商工吹奏楽部は、今年度「全力青春」をモットーに、日々の部活動に取り組んでいます。現在、部員数は少ないですが、先輩後輩なく一丸となり練習をしています。グラウンドから聞こえてくる野球部の声、そして太陽の光にまけない眩しい姿にいつも元気をもらっています。今回は皆さんを全力で応援し、一緒に青春します!!

明和県央高校吹奏楽部
部長 3年 小堀 謙心
私たち吹奏楽部は、明るく楽しく音楽を奏でることをモットーに、少人数ではありますが、個性豊かなメンバーで、元気いっぱい活動しております。試合では私たちのサウンドで野球部の後押しをできるように、精一杯応援させていただきます!野球部の皆さん、私たちの響きに白球をのせて、どこまでも高く羽ばたいてください!!

■朝日ぐんま高校野球特別号は、ぐんま福まるしぇでお求めいただけます。
ぐんま福まるしぇHP: https://fuku-01.stores.jp/

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